

フェイストゥパスとは、フェイスアングルとクラブパスの差を表すデータ項目です。
フェイストゥパスは、ショットの曲がりを予測するうえで重要なデータであり、スピン軸の傾きに大きく影響します。
芯でボールをとらえた場合、ボールは一般的にフェイスアングル側へ曲がり、クラブパスから離れる方向へカーブします。(フェイストゥパスがゼロでない場合)
フェイストゥパスの見方
右打ちのゴルファーの場合、
プラス(+):フェイスがクラブパスに対して開いている状態
マイナス(−):フェイスがクラブパスに対して閉じている状態
0:フェイスアングルとクラブパスが一致している状態
を表します。
例えば、
フェイスアングル+5°
クラブパス+5°フェイスアングル0°
クラブパス0°フェイスアングル−5°
クラブパス−5°
いずれもフェイストゥパスは0°です。
ここで重要なのは、フェイストゥパスはターゲットラインに対する数値ではなく、あくまでフェイスアングルとクラブパスの差を表します。したがって、フェイストゥパスがゼロだからといってターゲットに対して真っすぐという意味ではなく、クラブが進む方向とフェイスの向きが一致していることを表しています。
テクニカル定義
フェイスアングルとクラブパスの角度差。(フェイスアングル − クラブパス)
プラスのフェイストゥパスは、利き手に関係なくフェイスがクラブパスより右を向いている状態を示します。
マイナスのフェイストゥパスは、利き手に関係なくフェイスがクラブパスより左を向いている状態を示します。
フェイストゥパスはボールの曲がりにどれくらい影響する?
以下は、芯でボールをとらえた場合の例です。
PGAツアー平均 ドライバー(キャリー275ヤード)
フェイストゥパス −2° → 約19ヤード左へカーブ
フェイストゥパス +5° → 約44ヤード右へカーブ
PGAツアー平均 6番アイアン(キャリー183ヤード)
フェイストゥパス +2° → 約8ヤード右へカーブ
フェイストゥパス −5° → 約20ヤード左へカーブ
LPGAツアー平均 ドライバー(キャリー218ヤード)
フェイストゥパス +2° → 約14ヤード右へカーブ
フェイストゥパス −5° → 約32ヤード左へカーブ
LPGAツアー平均 6番アイアン(キャリー152ヤード)
フェイストゥパス −2° → 約6ヤード左へカーブ
フェイストゥパス +5° → 約14ヤード右へカーブ
このように、同じフェイストゥパスであっても、クラブや飛距離によって曲がり幅は変化します。
フェイストゥパスを活用するための3つのポイント
トラックマンユニバーシティのマスターが、レッスンやクラブフィッティングの現場で重視しているポイントをご紹介します。
理想の球筋に合ったフェイストゥパスを見つける
Hugh Marr(Premium Golf Consulting/英国)
まず確認したいのは、フェイストゥパスが安定しているかどうかです。そのうえで、その数値がプレーヤーの理想とする球筋に合っているかを確認します。
ドローやフェードなど、求める弾道によって適切なフェイストゥパスは異なります。単にゼロを目指すのではなく、自分が再現したい球筋と数値が一致しているかを確認しましょう。
フェイストゥパスとスピン軸の傾きをあわせて確認する
Ryan Johnson(Carl's Golfland/米国)
フェイストゥパスはボールの曲がりを説明する重要なデータですが、スピン軸の傾きもあわせて確認することで、ショットの特徴をより詳しく分析できます。
例えば、フェイストゥパスと実際のスピン軸の傾きが一致しない場合は、打点位置の影響を受けている可能性があります。ショット分析では、これらのデータを組み合わせて確認することが重要です。
ドライバーでは1°以内を目安にする
John Parkinson(Donau Golf Club/ドイツ)
飛距離の大きいドライバーでは、わずかなフェイストゥパスの違いが大きな曲がりにつながります。
300ヤード級のショットでは、フェイストゥパスが1度異なるだけで約12ヤードの曲がりが生まれます。安定してフェアウェイをとらえるには、フェイストゥパスを1°以内に抑えられているか確認してみましょう。
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フェイストゥパスは、フェイスアングルとクラブパスの関係を表すデータで、ショットの曲がりを理解するうえで欠かせない要素です。さらに理解を深めるために、フェイスアングル、クラブパス、スピン軸の傾きに関する記事もぜひご覧ください。これらのデータがどのように関係し合い、ボールフライトに影響を与えているのかを知ることで、狙った球筋を再現するための判断材料としてさらに活用できるようになります。







