Trackmanでは、レンジボールで測定したショットデータを、プレミアムボールでプレーした場合の結果へ変換する機能を提供しています。
この機能を利用することで、実際のコースで使用するボールに近い飛距離や弾道を確認できます。
正確な変換結果を得るためには、使用しているボールに最も近いボールタイプを選択することが重要です。
Trackmanの標準設定
Trackmanの標準設定は以下のとおりです。
ボールタイプ:Premium
標高:0m
気温:25℃
アウトドアでは標高や気温を変更することで、それらの条件が飛距離や弾道に与える影響を確認できます。
また、インドア・アウトドアを問わず、レンジボールをプレミアムボールへ変換することで、コース上での想定飛距離を確認できます。
なぜボールタイプの選択が重要なのか
レンジボールとプレミアムボールなど、ボールによって以下の測定値が異なります。
ボールスピード
打出角
スピン量
キャリー
適切なボールタイプを選択すると、Trackmanは計測値を補正し、プレミアムボール相当の結果として表示します。
Trackmanの9つのボールカテゴリー
Trackmanではボールを以下の9カテゴリーに分類しています。
プレミアム
ボールタイプ:ツアーボールを含む標準的なプレミアムボール
プレミアムとの違い:
同様のボールスピード(±2%)
同様のスピン量(±15%)
このカテゴリーに含まれるボール:
Bridgestone B330s
Callaway TourI
Callaway TourIX
Hogan Tour Deep
Maxfli BlackMax
Nike Tour
Taylormade TP Black
Taylormade TP Red
Titleist Pro V1
Titleist Pro V1x
プレミアム・ハード
ボールタイプ:打感が硬めのプレミアムボール
プレミアムとの違い:
同様のボールスピード(±2%)
ロングクラブでスピン量が多い
ウェッジで同様のスピン量(±15%)
このカテゴリーに含まれるボール:
Bridgestone B330
Srixon Z-Star
Srixon Z-Star X
プレミアム・ソフト
ボールタイプ:打感が柔らかめのプレミアムボール
プレミアムとの違い:
同様のボールスピード(±2%)
ロングクラブでスピン量が少ない
ウェッジで同様のスピン量(±15%)
このカテゴリーに含まれるボール:
Bridgestone B330-RX
Bridgestone E5+
Nike TourD
Precept U-Tri Tour
Topflite Strata
ハード
ボールタイプ:硬めのレンジボール
プレミアムとの違い:
同様のボールスピード(±2%)
ロングクラブでスピン量が多い
ウェッジでスピン量が少ない
このカテゴリーに含まれるボール:
Callaway HX Hot
Callaway Practice
Dura Range
Maxfli Practice
Maxfli Practice RMX
Pinnacle Gold
Pinnacle Practice
Spalding Practice
Srixon Red Range
Titleist NXT Tour
Topflite RDID
Topflite Super Range
Topflite Tour Range
Topflite XL
Wilson Ultra Range
ミディアム
ボールタイプ:中間的な特性を持つボール
プレミアムとの違い:
同様のボールスピード(±2%)
ウェッジでスピン量が少ない
このカテゴリーに含まれるボール:
Bridgestone E7+
Callaway Diablo
Maxfli Noodle
Maxfli RedMax
Nike Juice+
Nike MoJo
Nike Practice
Nike Tour Vapor
Nike Power Long
Orlimar Practice
Pinnacle Exception
Precept Practice
REMAX LongDrive Ball
Srixon AD333
Srixon DGC Range
Taylormade Burner
Taylormade Burner TP
Taylormade Practice
Titleist DT Carry
Titleist NXT
Topflite D2 Diva
Volvik Crystal
Wilson Premium Range
Wilson Smartcore
ソフト
ボールタイプ:柔らかめのレンジボール
プレミアムとの違い:
同様のボールスピード(±2%)
ロングクラブ・ウェッジでスピン量が少ない
このカテゴリーに含まれるボール:
Bridgestone E6+
Nike Power Soft
Precept Lady
Precept Lady IQ180
Srixon TriSpeed
Wilson 50
フローター
ボールタイプ:水に浮く軽量ボール
プレミアムとの違い:
軽量化によりボールスピードがやや高い
このカテゴリーに含まれるボール:
Floater Range
Softcore Floater
レンジボールハード (LimH)
ボールタイプ:飛距離制限型のハードボール
プレミアムとの違い:
ボールスピードが2%以上低い
ウェッジでスピン量が多い
このカテゴリーに含まれるボール:
Bridgestone Range
Srixon Range (RGK)
レンジボールソフト (LimS)
ボールタイプ:飛距離制限型のソフトボール
プレミアムとの違い:
ボールスピードが2%以上低い
ウェッジでスピン量が少ない
このカテゴリーに含まれるボール:
Golf Lounge Hamburg
Srixon Yellow Range
Wilson Staff Limited Range
ボールタイプを調べる方法
STEP1 Trackmanのボールリストを確認する
使用しているボールがTrackmanの分類リストに掲載されている場合は、そのカテゴリーを選択してください。
掲載されていない場合は以下のテストを実施します。
STEP2 ボールタイプをテストする
使用するもの
Premiumボール(Pro V1または同等品)
判定したいレンジボール
安定したショットが打てるプレーヤー
実施ショット
6番アイアン:各ボール6球
PW:各ボール6球
ミスヒットは除外し、平均値で比較します。
STEP3 正規化後のデータを比較する
レンジボールを測定後、ボールタイプを変更しながら正規化を有効にします。
比較する項目
ボールスピード
打出角
スピン量
キャリー
正規化後のレンジボールデータがプレミアムボールの結果に最も近くなるカテゴリーを選択します。
ボールタイプを変更する方法
TPS左側のショットリストをグループ表示にする
レンジボールのグループを右クリックする
「変更」を選択する
別のボールタイプを選択する
再度正規化を有効にして比較する
この作業を繰り返し、最も近い結果となるカテゴリーを選択します。
より詳細に判定する場合
ボールがどのカテゴリーに近いか判断する際は、以下の基準を利用できます。
6番アイアンのボールスピード差を確認する
プレミアムボールとの差が
±2%以内 → 次の判定へ
2%以上高い → フローターまたはプレミアム系の可能性
2%以上低い → レンジボール系の可能性
6番アイアンのスピン量を確認する
プレミアムボールとの差が
±400rpm以内 → 次の判定へ
高い → ハード系
低い → ソフトまたはミディアム系
PWのスピン量を確認する
プレミアムボールより
800rpm以上少ない → ミディアム、ハード、レンジボール系
近い値 → プレミアム系
この判定基準を利用することで、未知のレンジボールでも適切なカテゴリーを選択できます。
まとめ
正規化の精度は、適切なボールタイプの選択に左右されます。
まずはボールリストを確認し、掲載されていない場合はプレミアムボールとの比較テストを実施してください。
ボールスピード、打出角、スピン量、キャリーを総合的に比較し、正規化後のデータが最も近くなるカテゴリーを選択することで、コース上でのパフォーマンスをより正確に把握できます。







