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Trackman活用術

正規化のためのボール選定方法

レンジボールを正しく変換するためのガイド

7 min readOrange square with a black curved line diagonally across, resembling a stylized road or path.Trackman Japan 編集部

Trackmanでは、レンジボールで測定したショットデータを、プレミアムボールでプレーした場合の結果へ変換する機能を提供しています。

この機能を利用することで、実際のコースで使用するボールに近い飛距離や弾道を確認できます。

正確な変換結果を得るためには、使用しているボールに最も近いボールタイプを選択することが重要です。


Trackmanの標準設定

Trackmanの標準設定は以下のとおりです。

  • ボールタイプ:Premium

  • 標高:0m

  • 気温:25℃

アウトドアでは標高や気温を変更することで、それらの条件が飛距離や弾道に与える影響を確認できます。

また、インドア・アウトドアを問わず、レンジボールをプレミアムボールへ変換することで、コース上での想定飛距離を確認できます。


なぜボールタイプの選択が重要なのか

レンジボールとプレミアムボールなど、ボールによって以下の測定値が異なります。

  • ボールスピード

  • 打出角

  • スピン量

  • キャリー

適切なボールタイプを選択すると、Trackmanは計測値を補正し、プレミアムボール相当の結果として表示します。


Trackmanの9つのボールカテゴリー

Trackmanではボールを以下の9カテゴリーに分類しています。


プレミアム

  • ボールタイプ:ツアーボールを含む標準的なプレミアムボール

  • プレミアムとの違い:

    • 同様のボールスピード(±2%)

    • 同様のスピン量(±15%)

  • このカテゴリーに含まれるボール:

    • Bridgestone B330s

    • Callaway TourI

    • Callaway TourIX

    • Hogan Tour Deep

    • Maxfli BlackMax

    • Nike Tour

    • Taylormade TP Black

    • Taylormade TP Red

    • Titleist Pro V1

    • Titleist Pro V1x


プレミアム・ハード

  • ボールタイプ:打感が硬めのプレミアムボール

  • プレミアムとの違い:

    • 同様のボールスピード(±2%)

    • ロングクラブでスピン量が多い

    • ウェッジで同様のスピン量(±15%)

  • このカテゴリーに含まれるボール:

    • Bridgestone B330

    • Srixon Z-Star

    • Srixon Z-Star X


プレミアム・ソフト

  • ボールタイプ:打感が柔らかめのプレミアムボール

  • プレミアムとの違い:

    • 同様のボールスピード(±2%)

    • ロングクラブでスピン量が少ない

    • ウェッジで同様のスピン量(±15%)

  • このカテゴリーに含まれるボール:

    • Bridgestone B330-RX

    • Bridgestone E5+

    • Nike TourD

    • Precept U-Tri Tour

    • Topflite Strata


ハード

  • ボールタイプ:硬めのレンジボール

  • プレミアムとの違い:

    • 同様のボールスピード(±2%)

    • ロングクラブでスピン量が多い

    • ウェッジでスピン量が少ない

  • このカテゴリーに含まれるボール:

    • Callaway HX Hot

    • Callaway Practice

    • Dura Range

    • Maxfli Practice

    • Maxfli Practice RMX

    • Pinnacle Gold

    • Pinnacle Practice

    • Spalding Practice

    • Srixon Red Range

    • Titleist NXT Tour

    • Topflite RDID

    • Topflite Super Range

    • Topflite Tour Range

    • Topflite XL

    • Wilson Ultra Range


ミディアム

  • ボールタイプ:中間的な特性を持つボール

  • プレミアムとの違い:

    • 同様のボールスピード(±2%)

    • ウェッジでスピン量が少ない

  • このカテゴリーに含まれるボール:

    • Bridgestone E7+

    • Callaway Diablo

    • Maxfli Noodle

    • Maxfli RedMax

    • Nike Juice+

    • Nike MoJo

    • Nike Practice

    • Nike Tour Vapor

    • Nike Power Long

    • Orlimar Practice

    • Pinnacle Exception

    • Precept Practice

    • REMAX LongDrive Ball

    • Srixon AD333

    • Srixon DGC Range

    • Taylormade Burner

    • Taylormade Burner TP

    • Taylormade Practice

    • Titleist DT Carry

    • Titleist NXT

    • Topflite D2 Diva

    • Volvik Crystal

    • Wilson Premium Range

    • Wilson Smartcore


ソフト

  • ボールタイプ:柔らかめのレンジボール

  • プレミアムとの違い:

    • 同様のボールスピード(±2%)

    • ロングクラブ・ウェッジでスピン量が少ない

  • このカテゴリーに含まれるボール:

    • Bridgestone E6+

    • Nike Power Soft

    • Precept Lady

    • Precept Lady IQ180

    • Srixon TriSpeed

    • Wilson 50


フローター

  • ボールタイプ:水に浮く軽量ボール

  • プレミアムとの違い:

    • 軽量化によりボールスピードがやや高い

  • このカテゴリーに含まれるボール:

    • Floater Range

    • Softcore Floater


レンジボールハード (LimH)

  • ボールタイプ:飛距離制限型のハードボール

  • プレミアムとの違い:

    • ボールスピードが2%以上低い

    • ウェッジでスピン量が多い

  • このカテゴリーに含まれるボール:

    • Bridgestone Range

    • Srixon Range (RGK)


レンジボールソフト (LimS)

  • ボールタイプ:飛距離制限型のソフトボール

  • プレミアムとの違い:

    • ボールスピードが2%以上低い

    • ウェッジでスピン量が少ない

  • このカテゴリーに含まれるボール:

    • Golf Lounge Hamburg

    • Srixon Yellow Range

    • Wilson Staff Limited Range



ボールタイプを調べる方法

STEP1 Trackmanのボールリストを確認する

使用しているボールがTrackmanの分類リストに掲載されている場合は、そのカテゴリーを選択してください。

掲載されていない場合は以下のテストを実施します。


STEP2 ボールタイプをテストする

使用するもの

  • Premiumボール(Pro V1または同等品)

  • 判定したいレンジボール

  • 安定したショットが打てるプレーヤー


実施ショット

  • 6番アイアン:各ボール6球

  • PW:各ボール6球

ミスヒットは除外し、平均値で比較します。


STEP3 正規化後のデータを比較する

レンジボールを測定後、ボールタイプを変更しながら正規化を有効にします。


比較する項目

  • ボールスピード

  • 打出角

  • スピン量

  • キャリー

正規化後のレンジボールデータがプレミアムボールの結果に最も近くなるカテゴリーを選択します。


ボールタイプを変更する方法

  1. TPS左側のショットリストをグループ表示にする

  2. レンジボールのグループを右クリックする

  3. 「変更」を選択する

  4. 別のボールタイプを選択する

  5. 再度正規化を有効にして比較する

この作業を繰り返し、最も近い結果となるカテゴリーを選択します。


より詳細に判定する場合

ボールがどのカテゴリーに近いか判断する際は、以下の基準を利用できます。

6番アイアンのボールスピード差を確認する

プレミアムボールとの差が

  • ±2%以内 → 次の判定へ

  • 2%以上高い → フローターまたはプレミアム系の可能性

  • 2%以上低い → レンジボール系の可能性


6番アイアンのスピン量を確認する

プレミアムボールとの差が

  • ±400rpm以内 → 次の判定へ

  • 高い → ハード系

  • 低い → ソフトまたはミディアム系


PWのスピン量を確認する

プレミアムボールより

  • 800rpm以上少ない → ミディアム、ハード、レンジボール系

  • 近い値 → プレミアム系

この判定基準を利用することで、未知のレンジボールでも適切なカテゴリーを選択できます。


まとめ

正規化の精度は、適切なボールタイプの選択に左右されます。

まずはボールリストを確認し、掲載されていない場合はプレミアムボールとの比較テストを実施してください。

ボールスピード、打出角、スピン量、キャリーを総合的に比較し、正規化後のデータが最も近くなるカテゴリーを選択することで、コース上でのパフォーマンスをより正確に把握できます。